AI DEVELOPMENT2025年〜
家賃保証会社のバックオフィス業務を、AIエージェントでDX
- 業種
- 家賃保証会社
- 期間
- 2025年8月〜継続中
- 体制
- Rekidから4名。手順書の調査から要件定義、開発、本番運用まで
件名: 契約者の住所変更のお願い
来月1日付で、契約者の住所が変わります。変更後の住所は添付の書類をご確認ください。
添付: 住所変更届.pdf
「契約者情報の変更」に振り分けました
代理店登録
代理店の変更
契約書の登録
書面契約の読取
キャンセル
実行中契約者情報の変更
解約
口座の照合
添付の取得
収納代行の選択
反社チェック
ほか数種
依頼の内容から、約16種のスキルへ振り分けメール送信と登録は人の承認のあと
01 ISSUE
課題
代理店の登録や変更、契約書の登録、キャンセル処理といった定型業務を、担当者が基幹システム、反社チェック、電子契約など複数のシステムを行き来しながら処理していました。手順はExcelのマクロと手順書が頼りで、確認する項目が多く、手戻りも起きやすい状態でした。
02 APPROACH
取り組み
現場の手順書15業務を一つずつ読み込み、それぞれをAIエージェントの「スキル」として実装しました。司令役のエージェントが依頼の内容を見てスキルに振り分け、基幹システムのAPI、ブラウザの自動操作、PDFやOCRでの読み取りを組み合わせて処理します。
メールの送信と基幹システムへの書き込みは、必ず人が承認してから実行する設計です。AIに任せる部分と人が判断する部分を分け、誤った処理がそのまま外に出ないようにしています。
新規の代理店を登録する流れ
- 1申込フォーム届いた内容を読み取る
- 2反社チェック結果を記録
- 3基幹システムへの登録登録内容を下書き
- 4人の承認承認するまで外へ出ない
- 5メール送信代理店へ登録のお知らせ
主な機能
- 新規代理店の登録(申込フォーム → 反社チェック → 基幹システムへの登録 → メール送信までを一連で処理)
- 電子契約書の突き合わせと読み取り・登録、書面契約の口座情報のOCRと収納代行会社の自動選択
- キャンセル、契約者情報の変更(未来日の予約処理)、解約など約16種のスキル
- パスワード付きZIPを含む添付ファイルの自動取得、口座の突き合わせの定期実行
- 管理画面(契約書と読み取り結果を並べて確認、一括承認、処理の履歴)
賃貸保証委託契約書
契約者
保証の対象
口座
| 項目 | 読み取り結果 | 状態 |
|---|---|---|
| 契約者 | 入居者(個人) | 一致 |
| 契約開始日 | 2026/11/01 | 一致 |
| 月額賃料 | 78,000円 | 一致 |
| 保証料 | 39,000円 | 一致 |
| 口座 | 普通 ****321 | 要確認 |
承認する差し戻す
契約書と読み取り結果を並べて確かめ、まとめて承認する
すべて承認待ち完了エラー
| 受付 | スキル | 依頼元 | 状態 |
|---|---|---|---|
| 10:12 | 代理店登録 | 申込フォーム | 承認待ち |
| 10:05 | 契約書の登録 | 電子契約 | 完了 |
| 09:58 | キャンセル | メール | 完了 |
| 09:42 | 契約者情報の変更 | メール | 予約済み(11/1) |
| 09:31 | 書面契約の読取 | 郵送のスキャン | 承認待ち |
| 09:20 | 口座の突き合わせ | 定期実行 | 完了 |
処理の履歴。依頼ごとに、どのスキルが何をしたかを残す
03 RESULT
成果
約16種AIエージェントで自動化した業務(現場の手順書15業務をもとに)
254回2026年1月からの本番デプロイ
2026年1月からの本番デプロイは254回にのぼります。
04 TECHNOLOGY
使った技術
- Python
- LangGraph
- OpenAI API
- Gemini API
- Playwright
- Stagehand
- FastAPI
- Supabase
- Next.js
- Google Cloud Run